米倉整形外科クリニック|足立区六町の整形外科・リハビリテーション科

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足立区「絆のあんしんネットワーク」に参加してきました!
こんにちは。米倉整形外科クリニックです。
このたび、足立区が主催する「絆のあんしんネットワーク連絡会」に参加してまいりましたので、その様子を皆さまにご報告させていただきます。 「絆のあんしんネットワーク」とは、地域住民の方、民間団体、医療機関、介護事業所、自治体、地域包括支援センターなどが連携し、高齢者や認知症の方、またそのご家族を地域全体で支えることを目的としたネットワークです。
医療従事者である私たちにとっては地域とつながるための大変大切な仕組みです。

足立区の高齢化の現状に驚き

今回の連絡会では、足立区で現在進められている認知症対策について、認知症地域支援推進員の方より詳細なレクチャーを受けました。
足立区の人口はおよそ70万人。そのうち高齢者(65歳以上)の人口は168,302人、高齢化率は約24%にのぼります。これは23区の中でもトップ3に入る数字とのことで、改めて足立区が高齢化が進む地域であることを実感しました。
また、認知症高齢者の方は約21,000人、軽度認知障害(MCI)の方は約26,000人と推計されており、見守りの必要性は今後ますます高まっていくことが予測されます。

足立区のさまざまな取り組み
そうした中、足立区ではさまざまな先進的な取り組みが実施されています。特に印象的だったのが、以下のような施策です。

● 高齢者見守りキーホルダー/見守りシールの配布
これらは、万が一高齢者の方が外出中に道に迷ってしまったり、具合が悪くなったりした際、周囲の方がすぐに支援できるようにするためのもの。本人情報や連絡先にアクセスできる仕組みになっており、迅速な対応につながります。

● 認知症カフェの開催
地域住民や家族、医療・介護職が集い、情報交換や悩み相談ができる「認知症カフェ」も、足立区内のさまざまな地域で開催されています。参加者どうしが気軽に話せる場所は、認知症の方にとっても、ご家族にとっても大きな安心につながります。

● 認知症サポーター養成講座
認知症に関する正しい知識を身につけ、地域の「支える力」を増やす取り組みです。受講者にはオレンジリングが配布され、「支援の輪」が目に見える形で広がっています。

実際に脳トレやチェックを体験

今回の会では「あだち脳活ラボ」の紹介もあり、実際に登録をして脳トレやもの忘れチェックを体験してみました。スマホやタブレットを使って気軽に取り組める仕組みになっており、これなら高齢者の方でも継続的に使えそうだと感じました。

グループワークでは、参加者どうしで「私たちの地域でできること」について意見交換をしました。他職種の視点からの意見を聞けたのは、大変貴重な学びとなりました。

クリニックとして、私たちにできること
今回の参加を通じて、私たち米倉整形外科クリニックとしても、地域の一員としてできることを改めて考える機会となりました。

まずは、「あだち脳活ラボ」のリーフレットをクリニックで配布し、患者さんやご家族にご紹介していくことから始めたいと思います。
また、地域の皆さまにとって身近で、安心して相談できる場所であり続けたいと思っています。

これからも米倉整形外科クリニックは、地域と連携しながら、より安心・安全な暮らしを支える医療を目指してまいります。

どうぞよろしくお願いいたします。